太陽光発電は定期点検が重要!O&M・メンテナンス業者の比較ポイント

■太陽光発電にメンテナンスが必要な理由

太陽光発電も長期に渡って稼動し続ければ、いずれは劣化して寿命を迎えてしまいます。
屋外に設置するシステムなので、天候や災害の影響を受けるリスクがあるため、定期的なメンテナンス・整備が求められます。
では、太陽光発電にメンテナンスが必要な理由を見ていきましょう。

・発電ロスの予防
太陽光発電の発電量は天候だけではなく、ソーラーパネルに付着する汚れや傷、周囲にある雑草・樹木の影も左右します。
これらは自然に付着や成長してしまうものなので、人為的に洗浄や手入れをしないと太陽光の照射量が下がり、発電ロスを招いてしまいます。
もし発電効率が悪いと思った場合、ソーラーパネルに汚れが蓄積していたり、何かが影となっていたりする可能性があるでしょう。
他にも配線や接続線の損傷など設備の異常に対して、早急に対処できるメリットもあります。
直流電流を家庭でも使える交流電気に変換するパワーコンディショナの寿命は10~15年が目安です。
パワーコンディショナの不具合の放置も発電量を下げる原因であり、さらに施工不良によって発火するリスクもあります。
安全に運用するためにもメンテナンスは欠かせません。

・災害や被害の軽減
太陽光発電は台風や土砂崩れといった自然災害の影響を受けやすく、パネルや台の落下による破損が懸念されます。
また、落下や風でパネルが飛ばされて近隣住宅などの壁に当たり、周囲に損害をもたらす可能性もあるでしょう。
定期的なメンテナンスは災害時の備えと同時に、悪天候で受けたダメージの早期発見に欠かせません。
また、太陽光発電システムは盗難被害の報告もあるので、定期的なメンテナンスは防犯の意味でも重要です。

・経費の削減につながる
メンテナンスにはそれなりに費用がかかり、不具合が見つかれば修理や交換費が発生します。
軽度の修理であれば数万円から数十万円で抑えることが可能です。
しかし、メンテナンスを怠ったせいで故障した場合、ソーラーパネルであれば数枚の破損でも損害額は数百万円と高額となります。
パワーコンディショナも簡単な修理なら2万円が相場ですが、交換となれば20万円はかかります。
大掛かりな修理や交換は無駄な経費を使うことになるので、定期的なメンテナンスは経費削減にもつながると言えます。

■自力でのメンテナンスは難しい

家庭用の太陽光発電は保守やメンテナンスに関する法的な義務はないものの、4年に1回以上の定期点検・メンテナンスを推奨されています。
一方、50kW以上の産業用は法定点検を義務付けられており、メンテナンスは電気主任技術者が行わなければなりません。
メンテナンスを外注すると費用がかかるので、できれば費用を抑えたいという方は多いでしょう。
しかし、実際に自力でメンテナンスを行うのは難しいと考えます。
パワーコンディショナのフィルターに詰まったゴミの除去や、パネルの汚れ落とし、雑草や樹木の手入れは個人でもメンテナンスはできるでしょう。
ただ、頑固な汚れは高圧洗浄機が必要であり、雑草や樹木は小まめな手入れが必要なので自力でのメンテナンスは手間がかかります。
家庭用太陽光発電の場合、屋根に上っての作業となるので転落事故などのリスクがあるので危険です。
また、太陽光発電の設備自体の造りや仕組みを知らないと、設備を壊してしまう可能性もあります。
また、高度な修理が必要なものは自力でメンテナンスできません。
様々なリスクと手間があるので、メンテナンスは専門業者を頼ることが望ましいと言えます。

■太陽光発電のメンテナンス費の相場

太陽光発電にかかる維持費は5kWの家庭用であれば年間平均1万5,000円、50kW未満の非家庭用なら年間平均24万5,000円が目安となります。
では、メンテナンス費用はどのくらいの相場になるのか見てみましょう。

・家庭用太陽光発電システム…1回あたり2万円前後
・50kW以上の産業用太陽光発電システム…年間50万~100万円(委託費用)
・野立てソーラーパネルの掃除費用…1kWあたり2000~5000円
・パワーコンディショナ…基盤交換なら数万円、全交換で1台あたり20万円

■O&Mやメンテナンス業者は比較して選ぼう

太陽光発電の定期メンテナンスは販売・施工店でも可能ですが、本業は販売と施工であるため対応が遅れる場合があります。
リスクを減らして確実に利益を得たい場合は、メンテナンスの専門業者へ依頼するようにしましょう。
また、太陽光発電では運用や保守を請け負うO&M(オペレーション&メンテナンス)のサービスを実施している業者もあります。
再エネ発電が注目されていることで、O&Mやメンテナンス業者は増えており、サービス内容や対応範囲、料金面が異なるので比較検討が重要です。
では、O&M・メンテナンス業者を選ぶ際のポイントをご紹介しましょう。

・O&Mやメンテナンス内容を確認&比較
業者によって対応しているサービスに若干の違いがあります。
O&M業者であれば運営から定期点検、保守を全て行う委託契約もあれば、定期検査と保守に限定した契約、24時間遠隔監視のみの契約と様々です。
メンテナンス業者も修理や交換、掃除は対応していても、雑草や樹木の手入れは対象外となる場合もあります。
どこまでやってくれるのかチェックした上で、業者を比較していきましょう。
点検メニューは充実している業者が望ましいです。
遠隔監視は毎日の発電量が分かり、システムのトラブルに対しても早期に対応できるメリットがあります。
同時に駆けつけ体制が用意されているかも確認しましょう。
不具合の放置が長引けは発電量やメンテナンスにかかる費用に影響を与える可能性があります。
単純に傷や破損のチェックではなく、長期稼動を視野に入れての目視点検や、システムが本来の出力で稼動しているかチェックする電気点検に長けているかどうかも重要です。

・相場を元に料金を比較
太陽光発電のメンテナンス費をケチると損害時の負担が大きいので、業者は安さで決めることは避けましょう。
ただし、費用が高いから良い業者というわけではありません。
相場を大幅に上回る業者は悪質な場合もあるので、相場をベースに料金を比較し、無理なく維持できる価格帯の業者を選びましょう。

・メンテナンスの設備が整っている、有資格者がいるか
メンテナンスに必要な設備が揃っているか、また太陽光発電やメンテナンスに詳しい有資格者がいるかどうかも重要です。
詳しい詳細は実際に問い合わせてみないと分かりませんが、メンテナンスで実際に使っている設備や有資格者がいるか直接質問しておくと安心です。

・契約書に不備がない、記録をしっかり管理している
契約前に必ず契約書を読んでください。
内容がアバウトなものや、メンテナンス内容について詳しく書かれていない場合は対応が不誠実な可能性があります。
また、点検した際はしっかり記録をとり、それを管理しているかどうかも重要です。
長い年数何度も点検を行う必要があり、業者は前回の点検内容を踏まえた上でメンテナンスを行う必要があります。
点検記録の管理や内容の透明性も確認しておきましょう。

・実績や倒産のリスクを確認
たくさんの実績を持つO&M・メンテナンス業者なら経験も知識も多いので、安心して運用やメンテナンスをお任せできます。
同時にチェックしたいのが倒産する可能性があるかどうかです。
技術力に優れていても業績が悪く倒産のリスクを抱えていると、一から業者探しが必要となり手間や時間、費用がムダにかかります。

■O&M契約は乗り換え可能?

O&Mでは1年ごとの契約もあれば、固定価格売電期間となる20年契約も存在します。
1年契約は更新が面倒なので、長期契約を選択される方も多いでしょう。
注意点として、長期契約した場合はO&M契約の途中解約は原則できません。
しかし、運用・管理状況によってはパフォーマンスが大きく下がり、思うように売電収益を得られない場合は解約や乗換えができる可能性があります。
ただし、契約解除には条件があります。
パフォーマンスが不十分でも、それが軽微の範囲となると途中解約はかなり難しいと言えるでしょう。
民法541条でもパフォーマンスの不十分を理由に、一方的な契約解除はできないものとしています。
まずは業者にパフォーマンスの是正を要求しましょう。
それでも是正しない場合に解除できるものとなっています。
また、業者によっては即時解除ができる特約を設けているものがあり、その場合は是正の要求なしで即時解約ができます。
ただ、それでも解除に認められる条件が定められていることが多く、一方的な理由での解除は難しいことを理解しておきましょう。

■売電収入を増やしたい場合は追加投資も検討

解除ができない上に売電収入に伸び悩んでいるのであれば、新しい太陽光発電に投資するのも一つの手段でしょう。
追加投資の費用はかかるものの、最終的に利益が増えれば無駄にはならず、投資効率を上げることにつながります。
アール・エス・アセットマネジメント株式会社は土地の選定、設置、運用・管理を提携業者を通じて委託できます。
資産管理を行う会社なので、リターンの最大化を狙ったストラクチャーの構築に期待でき、安定した売電収入を確保できます。

メンテナンスは売電収入にも影響するので、業者選びは比較して選ぶことが大事です。
特に長期のO&M契約は途中解約が難しく、これから契約を考えている方は慎重に選びましょう。
すでにO&Mやメンテナンス業者との長期契約がある場合は、パフォーマンスの是正を要求し、是正されない場合は解約して乗り換えましょう。
もしくは、アール・エス・アセットマネジメント株式会社のようなリターンの最大化が狙える業者を通じて追加投資し、利益を上げる方法が最適です。